壁紙の汚れ、シミや黄ばみ・黒ずみ

子供が壁紙(クロス)をベタベタ触るので汚れていましたが、掃除してもまたすぐに汚れるし、まだ小さいのであまり気にしないように過ごしていました。

もう壁紙が汚れていることにも慣れましたが、ここまでシミになった汚れは落とせるのでしょうか?

そろそろ掃除してみたいと思います。

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壁紙の汚れの種類、材質の種類を確認して掃除

壁紙の汚れの種類と材質を確認

掃除をする箇所は、どんな汚れなのか?どんな材質なのか?まずは掃除する前に確認することで使用する洗剤や道具を決めます。

壁紙の汚れの種類を確認

今回、掃除する壁紙はカウンターキッチンのところで、その前には食事をするダイニングテーブルが置いてあります。

ここは毎日食事をするところなので、食べ物や飲み物をこぼしたり、子供が汚れた手で壁を触ったりと、汚れの種類としては特に多い箇所です。

※汚れの種類を確認

  • 食べ物の汁などのシミ、油汚れ
  • 汚れた手で壁を触った手垢や皮脂の黒ずみ・黄ばみ
  • ボールペンなどの落書き
  • 物が擦れた跡

基本的には、食べ物や手垢などの油汚れが多いです。そこに、ボールペンのインクや飲み物などの油汚れ以外の汚れが混じっている状態です。

うちの場合ありませんでしたが、カビやタバコのヤニなどの黒ずみや黄ばみもつきやすいところです。

そして、掃除は汚れの種類によって洗剤や掃除道具を使い分けるのが重要です。

今回の場合は油汚れが多いと判断したので、アルカリ性の洗剤で壁全体の汚れを落としてから、部分的に汚れがひどい箇所をメラミンスポンジで掃除してみたいと思います。

壁紙の材質を確認

壁紙の材質によっては、水拭きができなかったり、使ってはいけない洗剤があるので、掃除をする前にまずは壁紙の種類を確認します。

一般的には2種類の壁紙があります。

※壁紙の種類

  • ビニールクロス
  • 紙クロス

見分けるのは外見だけでは、プロでも難しいそうです。ただ、賃貸の場合は、超高級マンション以外は、ほとんどが量産タイプのビニールクロスのようです。最近では、紙、布のクロスを一般住宅にも使用されることはほぼないそうです。

判断がつかない場合は、自宅の仕様書等で確認する、施工会社に問い合わせることで材質を確認する方法もあります。また水を弾くのはビニールクロス、水を吸い込むのは紙クロスという性質でも見分けることもできそうです。

そして、今回の掃除方法は一般的な住宅で使われているビニールクロスの汚れの落とし方になります。

壁紙の汚れを掃除する方法

今回の掃除の流れとしては、全体的に油汚れが多いと思ったので、重曹よりも洗浄力のある、セスキ炭酸ソーダで壁紙全体を拭き掃除します。そして汚れが落ちないところは、部分的にメラミンスポンジを使います。

基本的にはこれだけで汚れを落としていきますが、それでも落とせないシミやインクなどの頑固な汚れには、クレンザーや除光液をつけて、歯ブラシやキッチンペーパーで汚れを落とす掃除方法になります。

掃除に使う洗剤

  • セスキ炭酸ソーダ(油汚れを落とすアルカリ性の成分)
  • 歯磨き粉かクリームクレンザー (細かい粒子の研磨効果を活用)
  • 除光液(油性のインクなどの汚れを分解する)

準備した掃除道具

  • 雑巾か布(今回は不要になったTシャツを使いました)
  • メラミンスポンジ(研磨効果で汚れを削り落とす)
  • スプレーボトル(セスキ炭酸ソーダ水を作る)
  • 歯ブラシ (凸凹した壁の細かい汚れを落とす)
  • キッチンペーパー (シミやインクなど汚れが落ちない部分をパックする)

掃除手順

まずは掃除機や雑巾などで壁全体のホコリをとる

壁紙の拭き掃除

汚れを落としやすくするためにも、まずは壁全体のホコリを取り除きます。水拭きするか、簡単に掃除機をかける程度で大丈夫です。

壁全体をセスキ炭酸ソーダで拭き掃除

セスキ炭酸ソーダ水

スプレーボトルに水を入れてから、セスキ炭酸ソーダを小さじ1杯入れてよく振って水に溶かします。ちなみにセスキ炭酸ソーダは水に溶けやすいです。

そして、壁に直接スプレーはせずに、用意した布や雑巾にスプレーします。今回は、不要になったTシャツをハサミで切って使いました。何度か布にスプレーしながら壁紙を全体的に拭き掃除します。

ゴシゴシと擦りすぎると壁紙を痛めてしまうので、注意しながら拭き掃除を進めていくと簡単な汚れは落ちてきたのがわかると思います。

セスキ炭酸ソーダとキッチンペーパーで壁紙をパックする方法もありますが、とりあえずは全体的に拭いてみて、残った頑固な汚れはメラミンスポンジで落としていきます。

残った頑固な汚れはメラミンスポンジで擦る

壁紙の汚れをメラミンスポンジで擦る

セスキ炭酸ソーダで拭いただけでは、落ちない汚れが残りました。ここからは部分的にメラミンスポンジで研磨して汚れを落とします。

まずはメラミンスポンジを水で濡らします。水を吸わせすぎると壁に垂れてしまって、跡が残ったり床が濡れてしまうので軽く水に濡らして少し絞る程度にします。

メラミンスポンジで擦るときもあまり力を入れてゴシゴシしないように注意します。少し擦った程度で落ちる汚れもあれば、何度も擦らないと落ちない汚れもあります。

何度擦っても落ちないシミ汚れや落書きもあるので、その場合は次の方法を使います。

油性ペンなどの汚れは歯磨き粉と歯ブラシ

壁紙を歯磨き粉で擦る

落書きなどの落ちないインクの汚れは、不要になった歯ブラシに歯磨き粉をつけて擦ります。これは時間が経ってしまった汚れにはあまり効果がないかもしれません。

それでも落ちない油性ペンの汚れは除光液を使う

壁紙のインクを除光液で落とす

これは最終手段です。これでダメなら諦めます。

まずはキッチンペーパーに除光液を湿らせます。そしてインク汚れの箇所を押さえます。

ポンポン叩くと汚れが浮き上がりインクが滲んできます。滲んだインクが周りに広がってしまわないよう注意します。

除光液が浸透して浮き上がってきた汚れをコットンなどで吸い取ります。これを何度か繰り返します。

インクが滲んで広がって悪化する可能性もあるので、やりすぎないようにします。ある程度、インク汚れが薄くなり目立たなくなったら良しとします。

掃除する前との比較

掃除の前
壁紙の汚れ、シミや黄ばみ・黒ずみ

掃除の後
壁紙掃除の後

少し残っていますが、悪化しそうな気がしたので無理に落とすのはやめました。それでもほとんどの汚れは落とせて、かなりキレイになりました。

まとめ

実際に壁紙掃除をしてみた感想としては、ほとんどの汚れはセスキ炭酸ソーダとメラミンスポンジで落とせますが、どうしても落とせない細かい汚れは残ってしまいます。

この頑固な汚れを、なんとか落とそうとやり過ぎると、材質を痛めて劣化させてしまったり、汚れが広がって悪化してしまうと思います。

なので、水で濡らしすぎたり擦りすぎないよう注意しながら掃除して、どうしても落とせない汚れが残ったとしてもある程度は妥協したほうが良いと思います。

最も重要なのは頑固な汚れになって落とせなくなる前に、しっかりと掃除することですね。これをきっかけに、汚れを放置しないで小まめに掃除したいと思います。